越中島支線は新小岩操車場を起点に3往復のダイヤが設定されていますが、必ずしも3往復運転されるとは限りません。うち2往復が工事臨時列車(工臨)用のダイヤで、工臨は工事に応じた運転なので工事が無ければ運休となります。
工臨がキヤE195に置き換わったことでレール輸送後に越中島まで戻らず尾久車両センター(田端)に戻ることになりました。
しかし、尾久車両センターから必要に応じて工臨用ダイヤで送り込みが発生します。作業の関係で事前にある程度の両数が送り込まれているので運転パターンが今のことろ不明ですが、越中島支線のダイヤは決まっているので午前か午後のダイヤで回送されます。
そして残りの1往復が貨物輸送用のダイヤで市販されている貨物時刻表に掲載されているダイヤです。
九州の日本製鉄で製造されたロングレールを越中島レールセンターへ納品する際やJR東日本以外の鉄道事業者が購入したレールを輸送する際に使用するダイヤになっていてあまり運転頻度は高くありません。
しかしながらこの列車が越中島支線で残ったDE10牽引列車になります。
このダイヤを使って越中島に配備されているチキの検査輸送の配給列車としても使っていますが、キヤE195が置き換わったことから使用するチキ車も減っているので2021年3月ダイヤ改正以降の運転頻度は低くなっています。
越中島レールセンターは越中島貨物駅構内(旧小名木川駅構内)の扱いとなっており、小名木川駅から越中島間は入換扱いとなっており時刻表上には掲載されていません。なので入換区間で撮影する時は通過時刻が日によって異なるので注意が必要です。
基本的に小名木川駅に到着すると、新小岩から一緒に添乗してきた誘導員の合図で直ぐに越中島に向かい、越中島到着後はDE10牽引の場合はレールセンターのスイッチャーへ引き継ぎますがキヤE195系の場合はそのまま入換作業になりレールセンターへ入場します。 DE10は入換作業を行うと直ぐに出発して小名木川駅まで戻り、発車時刻を待ちます。なので時には入換区間で撮影してから小名木川駅先に先回りして撮影する事も可能です
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